子供に英語を学ばせたいけれど、「単語を覚えても発音が不安」「カタカナ読みになってしまう」と悩む親御さんは多いです。
そんなときに役立つのが フォニックス(Phonics)。英語の「文字と音のルール」を学ぶことで、初めて見る単語でも正しく読める力が育ちます。
私自身も2人の子どもに英語を教える中で、フォニックスを取り入れたら発音が驚くほど自然になり、リスニング力にも変化を感じました。まずは楽しむことが重要なので、あまり神経質にやる必要はありませんが、少し意識してみると子供の発音は一気に変わったりします。
この記事では、
- フォニックスとは何か
- なぜ子供の英語学習に効果的なのか
- 家庭でできるフォニックスの練習法
- おすすめ教材やアプリ
について詳しく解説します。
フォニックスとは?
文字と音のルールを学ぶ学習法
フォニックスは「英語の文字(スペル)と音の関係」を教える学習法です。
例えば、
- “a” は /æ/(ア)
- “c” は /k/ または /s/
といった具合に、アルファベットと音の対応を体系的に学びます。
これにより、知らない単語でも音を推測して読めるようになります。
英語圏の子供も学んでいる基本
アメリカやイギリスでも、多くの小学校でフォニックスが導入されています。つまり「ネイティブの子供が英語を学ぶ時の第一歩」といえるのです。
フォニックスが子供に効果的な理由
1. 発音が自然になる
日本人が苦手な「RとL」「BとV」なども、音から学ぶことで区別しやすくなります。
2. 読む力(リーディング)が育つ
単語を丸暗記するのではなく、ルールで読めるため「読解力の基礎」ができます。
3. 聞き取る力(リスニング)が上がる
音を知っていると、相手の発音を正しくキャッチできるようになります。
研究でも、幼少期からフォニックスを学んだ子供は読解・発音のスコアが向上することが報告されています(例:National Reading Panel, 2000)。
家庭でできるフォニックス学習法
1. 歌やチャンツで楽しく
「ABC Song」やフォニックス専用のチャンツを流すだけでも効果があります。リズムに乗せて覚えることで、自然に口から音が出てきます。
2. 絵本を活用
フォニックス対応の絵本は、文字と音を関連づけながら楽しく学べます。
我が家では「cat」「dog」など動物の名前から始めて、子供が「読めた!」と喜んでいました。
3. アプリや動画を取り入れる
忙しいママ・パパでも手軽に取り入れられるのがアプリ。ゲーム感覚で学べるので、子供が自発的に取り組むきっかけになります。
おすすめ教材・アプリ
1. オックスフォード・フォニックス・ワールド
世界的に有名な教材で、音と単語をステップごとに学べます。
2. YouTubeのフォニックスチャンネル
無料で歌やアニメーションが見られ、耳から自然に吸収できます。
3. アプリ「ABCmouse」
ゲーム感覚でフォニックスを学べる人気アプリ。日本語説明もあり安心です。

子供にフォニックスを教えるときのコツ
短時間で毎日コツコツ
1日5分でも毎日続けると効果が出やすいです。
完璧を求めすぎない
発音が少し違っても「すごいね!」と褒めることが大事。楽しい雰囲気が学習のモチベーションにつながります。
親も一緒に学ぶ
子供だけでなく、親も一緒に声を出すことで「学ぶ姿勢」を見せられます。
私自身、子供と一緒に「th」の発音を練習していて、「私も苦手なんだよね」と笑いながらやると、子供も安心して挑戦していました。
まとめ
フォニックスは、子供の英語学習において 発音・リーディング・リスニング のすべてを支える基礎になります。
- 歌や絵本、アプリで楽しく学べる
- ネイティブの子供も学ぶ方法なので安心
- 忙しい家庭でも短時間で取り入れやすい
おうち英語の最初のステップとして、ぜひフォニックスを取り入れてみてください。