「子供にハリーポッターを英語で読ませたいけど、難しくない?」
そんな疑問を持つパパ・ママは多いと思います。
実は、ハリーポッターの英語本は大人だけでなく子供向けの英語学習にもピッタリ。物語のワクワク感が学習意欲を引き出してくれます。
この記事では、子供がハリーポッターを英語で読むメリットや注意点、年齢別のおすすめ、親子で楽しむ方法を紹介します。
ハリーポッター英語本は子供に向いている?
世界中で愛される児童文学
ハリーポッターシリーズは、もともと「児童文学」として書かれました。イギリスでは小学校高学年〜中学生が対象とされ、語彙や文法も子供向けに書かれています。
ただし、1作目は比較的読みやすい一方で、巻を追うごとに単語数や表現が増え、難易度は少しずつ上がっていきます。
子供が英語でハリーポッターを読むメリット
英語学習のモチベーションアップ
子供にとって大好きなストーリーを「英語で読める!」という体験は、勉強ではなく「冒険」のような感覚を生み出します。実験でも「興味のある題材を使う学習は記憶定着が良い」ことが示されています。(参考:Effects of memory cue and interest in remembering and forgetting of gist and details)
語彙力と表現力が自然に伸びる
魔法や冒険に関する単語から、日常会話で役立つフレーズまで幅広く登場。辞書を引きながら少しずつ読むことで、生きた英語表現に触れられます。
親子のコミュニケーションに
親が日本語版を、子供が英語版を読むなど「一緒に物語を楽しむ」スタイルもおすすめ。我が家でも、寝る前に少しずつ読み聞かせをしてみたら、子供から「英語の呪文を言ってみたい!」と笑顔で真似していました。
年齢別おすすめの楽しみ方
小学校低学年
まだ長文に慣れていない子は、絵本版「Harry Potter and the Philosopher’s Stone: Illustrated Edition」がおすすめ。挿絵が豊富で、意味がわからなくてもイメージで理解できます。

小学校高学年
ストーリーを自分で追える時期。1巻目を原書でチャレンジするのに最適です。分厚さに圧倒されないよう、1日1章を目安に。
中学生以上
辞書やアプリを活用しながら本格的に読み進める段階。映画と併用すると理解が深まり、英語力もグッと伸びます。
読みやすくする工夫
多読のスタイルで
最初から完璧に理解しなくてもOK。わからない単語が出ても「飛ばして読む」くらいで進める方が続きます。
映画と合わせる
英語字幕で映画を観る → 本を読む、という流れはとても効果的。映像で理解した内容が英文にリンクします。
読み聞かせアプリやオーディオブック
Audibleなどを活用して「耳から英語」に触れると、リスニング力もアップ。寝る前に流すだけでも習慣化しやすいです。
子供がつまずきやすいポイントと対策
単語の難しさ
魔法に関する造語や、イギリス独特の言い回しが多いです。親が一緒に辞書を引いたり、簡単に説明してあげるとスムーズ。
ボリュームの多さ
分厚さに圧倒されてしまうことも。まずは「1巻を読み切る」ことをゴールに設定し、達成感を積み重ねましょう。
継続の壁
途中で飽きてしまう子もいます。その場合は映画を観たり、英語で呪文を書き出すなど遊び感覚で関わると再び興味が戻ります。
我が家の場合
私自身、学生時代に海外留学でハリーポッターを読んだとき、最初は辞書なしでは全然進みませんでした。でも「大好きな物語だから読みたい!」という気持ちが支えになりました。
今は子供たちと一緒に、挿絵入りの英語版を少しずつ読み進めています。最初は「呪文の英語がカッコいい!」から始まり、自然と「もっと読みたい!」に変わっていく姿を見て、英語学習の入り口として本当に良い教材だと実感しています。
まとめ
ハリーポッターの英語本は、子供にとって「英語学習のハードルを下げる魔法の入り口」。
- 年齢に合わせて挿絵版や原書を選ぶ
- 多読・映画・オーディオブックを組み合わせる
- 親子で一緒に楽しむ
この3つを意識すれば、子供が自然に英語に親しみ、長く続けられる英語習慣になります。
「勉強」ではなく「冒険」として、ぜひ親子で英語のハリーポッターを楽しんでくださいね。