小学生の英語学習が当たり前になった今、「どんな学習法が良いのか?」と悩む家庭は多いものです。その中で注目されているのが 英語多読(Extensive Reading) です。
「たくさん読ませて大丈夫?」「難しい本だと挫折しそう」と不安に感じる方もいるでしょう。
私自身、海外留学経験や子どもの英語育児の中で、多読が「苦手意識の少ない英語習慣づくり」に大きく役立つと感じてきました。
この記事では、小学生に英語多読がなぜ良いのか、どう始めれば無理なく続けられるのかを解説します。
この記事では以下を解説します
- 小学生に英語多読が向いている理由
- 科学的根拠に基づく多読の効果
- レベル別おすすめの多読教材
- 家庭で続けるためのコツ
- 忙しい親でも無理なくサポートできる方法
英語多読とは?
やさしい英語を大量に読む学習法
英語多読とは、「辞書を使わず、やさしい本を大量に読むことで英語力を伸ばす学習法」です。
大切なのは 楽しく読めるレベルの本を選ぶこと。
「分からない=調べる」という学習ではなく、英語のままストレスなく読み進めることが最大のポイントです。
多読の3原則
- やさしい本を読む
- 辞書を引かない
- わからないところは気にしない
この3つだけでOK。シンプルなので小学生でも続けやすいのが強みです。
小学生に英語多読が最適な理由
語彙力の自然習得につながる
多読は、単語を「丸暗記」ではなく、文脈で繰り返し触れることで自然に覚える効果があります。
第二言語習得研究でも「言語は大量のインプットによって育つ」ことは有名です。
英語=楽しいという感覚が育つ
英語学習では「嫌い・苦手」が最大の敵。
多読はストーリーが中心なので、勉強感が少なく、
「英語が読めた!」という成功体験を積みやすいのが大きなメリットです。
小学生の素直に吸収できる時期と相性が良い
低学年〜中学年は、
・発音
・リズム
・語順の型
をスポンジのように吸収できる時期。
多読で大量の英語に触れることで、自然に英語らしい感覚が身に付きやすくなります。
リスニング力も同時に伸びる
多くの多読教材は「音声付き」。
読みながら聞くことで、読む力と聞く力がセットで鍛えられます。
多読の具体的な効果
動機づけアップ
英語への抵抗感が減り「もっと読みたい」と思えることで、学習が継続しやすくなる点も大きな効果です。
正しい語順のパターンが身体に染み込む
単語を並べるのではなく、英語の語順パターンごと吸収するため、文法の理解にもつながります。
小学生向けの英語多読の始め方
1. レベルは「簡単すぎる」くらいでOK
最初はほぼ全部読めるレベルが理想です。
知らない単語があっても、前後の文脈で理解できる程度なら続けやすいです。
2. 1日5分〜10分で十分
忙しい家庭でも取り入れやすい時間設定。
短時間でも「毎日触れる」ことで効果が高まります。
3. 音声は必ず活用
音読・リピートは不要ですが、「英語のリズムに触れる」ため音声付きの本がベストです。
4. 記録をつけると達成感が生まれる
- 読んだ本
- ページ数
- お気に入りポイント
これらを記録するだけでモチベーションが続きます。
多読に使えるおすすめ教材(レベル別)
上位サイトでも紹介される定番教材+家庭で使いやすいラインナップをまとめました。
【入門レベル(小1〜小3)】
Oxford Reading Tree(ORT)
世界中の学校で使われる大定番。
ストーリーが面白く、イラストも魅力的で多読の入り口に最適。
Scholastic Sight Word Readers
サイトワード(頻出語)に触れられる入門シリーズ。
英語絵本(低語数)
- Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
- The Very Hungry Caterpillar
リズムが良く読み聞かせにもぴったり。
【初級レベル(小2〜小4)】
I Can Read シリーズ
短い文章でストーリー性があるため、飽きずに読み進められる。
Penguin Kids
ディズニーのキャラクターで読みやすい。
Frog and Toad
やさしい英語で心温まる物語。読み応えも十分。
【中級レベル(小4〜小6)】
Magic Tree House
冒険物語で、テーマも幅広く人気の高いシリーズ。
Geronimo Stilton
カラー多めで飽きずに読める。語数は増えるが面白いのでサクサク進む。
Who Was / What Was シリーズ
伝記&歴史シリーズ。自然と知識が広がるのが魅力。
家庭で多読を続けるためのコツ
親が「先生」にならない
「間違ってるよ」「ここ読める?」と質問攻めにすると、一気にやる気が下がります。
あくまで本を楽しむ時間としてサポートするのが大切。
一緒に読む時間をつくる
親が横にいるだけで安心感が生まれ、継続につながります。
私の家庭でも「寝る前の5分だけ読む時間」を作ることで習慣化できました。
好きなテーマを優先
- 恐竜
- 動物
- ミステリー
- 冒険
子どもの興味に合わせると読書量が一気に増えます。
英語の本棚をつくる
視覚的に「英語の本がある環境」を作ると、子どもは自然に手を伸ばします。
英語多読でよくある疑問と注意点
Q. 難しい本でもチャレンジさせるべき?
おすすめしません。
難易度が上がると急にスピードが落ちてモチベーションが低下します。
Q. 読み聞かせは英語でも良い?
大歓迎です。
親が英語が得意でなくても、音声付きの本を一緒に聞くだけでOK。
Q. 文法はどうやって身につく?
多読を続けていると、英語の語順パターンが自然に身につきます。
文法学習は後からでOK。
忙しい親でもできる多読サポートの方法
私自身、仕事・家事・育児に追われる中で「毎日英語は大変…」と感じていました。
しかし、多読なら 短時間でも質の高いインプットができるので継続しやすいメリットがあります。
取り入れやすい工夫としては、
- 寝る前5分だけ読む
- 朝食後に1冊だけ読む
- 車内・移動中は音声を流す
- 読んだ本を壁に貼って「読書マップ」にする
これらを続けると、多読は自然と生活に溶け込みます。
まとめ
小学生の英語多読は、
- 語彙力
- 読解力
- リスニング力
- 英語へのポジティブな気持ち
これらを総合的に伸ばしてくれる非常に効果的な学習法です。
そして、難しいテクニックよりも、
楽しく読める英語にたくさん触れることが最も大切です。
忙しい家庭でも取り入れやすく、子ども自身が「読めた!」「楽しい!」という成功体験を積むことができます。
英語育児に迷っている方こそ、まずは「簡単な1冊」から始めてみてください。