子供に英語を習わせていると、「もうやめた方がいいのかな?」と迷う瞬間が出てきます。
やる気が続かない、効果が見えない、経済的な負担・・・。親として悩むのは自然なことです。
この記事では、子供の英語学習のやめどきの判断基準と、続けるメリット・工夫について解説します。私自身、2人の子育てをしながら英語育児を実践しており、その体験も交えてお伝えします。
英語学習をやめたくなる主な理由
費用が高いと感じるとき
英会話スクールやオンラインレッスンは月謝がかかります。成果が見えにくいと「本当に必要?」と不安になりがちです。
子供が嫌がるようになったとき
英語=楽しい遊びだったはずが、宿題やテストでプレッシャーに変わると拒否反応が出ることも。
他の習い事との両立が難しいとき
ピアノやスポーツなどとの両立で、子供の時間も親の送迎も限界になるケースがあります。
英語 子供のやめどきサイン
1. 強い拒否感が続く
一時的な「やりたくない」ではなく、数ヶ月以上にわたり拒否が続く場合は見直しのタイミング。
2. 親がイライラしてしまう
親子関係が悪化するほどストレスになっているなら、無理に続けるより休む方が良いです。
3. 成果が全く見られない
年齢に応じた理解や習熟が見られない場合は、学び方が子供に合っていない可能性があります。
やめずに工夫すべきケース
英語=遊びに戻せるとき
歌や絵本、カードゲームなど「楽しい英語体験」に切り替えると、自然に続けられます。
子供が興味を示す場面があるとき
YouTubeの英語アニメや洋楽に反応するなど、少しでも「楽しい」と思える瞬間があるなら続ける価値あり。
英語習慣が定着しているとき
1日5分の読み聞かせやアプリ学習など、小さな習慣が生活に根づいているなら無理にやめる必要はありません。
専門家や研究から見る「やめどき」
ハーバード大学の研究によると、幼児期の言語習得は「臨界期」と呼ばれる重要な時期があり、この時期の言語体験は将来の学習に大きな影響を与えるとされています。(参考:Center on the Developing Child, Harvard University)
また、第二言語習得研究でも「短期間での成果を焦るより、楽しく続けることが長期的な習得につながる」と報告されています。
体験談
私の長男も5歳の頃に「英語イヤ!」と言い出した時期がありました。
当時はオンライン英会話を毎週続けていましたが、本人はただの宿題感覚になっていたようです。
そこで一旦レッスンを休止し、代わりに大好きな車の絵本を英語版で読み聞かせしてみました。
すると、自分から「もっと読んで」と言うようになり、自然と英語が生活に戻ってきました。
この経験から、「完全にやめる」のではなく「方法を変えて続ける」ことの大切さを実感しました。
やめどきに迷ったときの親の選択肢
一時休止する
完全にやめる前に「3ヶ月休んでみる」と期限を決めると判断しやすいです。
スタイルを変える
スクールから家庭学習、アプリやゲームに切り替えるなど柔軟に。
子供と一緒に決める
「どうしたい?」と本人の気持ちを聞きながら選択することも大事です。
英語 子供のやめどきまとめ
子供の英語学習のやめどきは、「嫌いが続く」・「親子関係が悪化する」・「合わない方法を続けている」といったときに訪れます。
ただし、英語は短期で成果が出るものではありません。やめるよりも、形を変えて続ける工夫が将来の力につながります。
親が無理なく、子供が楽しく学べる環境を一緒に探していくことが、何より大切です。子供が英語を嫌いにならない、ということを優先しましょう。