子供に英語を学ばせたいけれど、「嫌だ!」と拒否されて困った経験はありませんか?
せっかく英語を始めても、子供が嫌がると親としても悩みますよね。
この記事では、「英語を子供が嫌がったときどうする?」というテーマで、子供が英語を嫌がる理由とその解決方法について解説します。実際の子育て体験も交えながら、家庭でできる工夫をお伝えします。
子供が英語を嫌がる主な理由
難しい・分からないと感じる
英語を「理解できない」「意味が分からない」と感じると、子供は不安になり嫌がります。
特に文字や文法に早くから触れると「できない」という気持ちが強くなりがちです。
強制されていると感じる
「やりなさい!」と言われると、学習そのものを拒否するようになります。
これは心理学でも指摘されていて、内発的動機づけ(自分からやりたい気持ち)がない学習は長続きしません。(Deci & Ryan, 2000, Self-Determination Theory and the Facilitation of Intrinsic Motivation,Social Development,and Well-Being)
興味が持てない
子供にとって「英語が何のためになるのか」が分からないと、ただの勉強になってしまいます。
楽しさや遊びがなければ「嫌い!」につながります。
英語を嫌がる子供への対応法
1. 遊びを取り入れる
歌、ゲーム、絵本、カード遊びなど「遊びの延長」で英語に触れると拒否感が減ります。
たとえば「英語で宝探しゲーム」をすると、自然に単語を口にするようになります。
2. 成功体験を積ませる
「Good!」「言えたね!」と褒めることで自信がつきます。
できることを少しずつ積み重ねると、学習へのハードルが下がります。
3. 親が一緒に楽しむ
親が楽しそうに英語を使う姿を見せることは効果的です。
例えば「リンゴをappleって言うんだね!一緒に言ってみよう」と自然に会話に取り入れると、子供もついてきやすいです。
4. 無理をしない
「今日は気分がのらないな」と思ったら無理せず休むことも大切です。
家庭でできる工夫
英語を生活にちょっとだけ混ぜる
「おはよう=Good morning」「ありがとう=Thank you」など、生活の一部に英語を加えると自然に馴染みます。
好きなものと結びつける
恐竜好きなら「Dinosaur Song」、電車好きなら「Trainの絵本」など、子供の好きな分野と結びつけると効果的です。
デジタル教材やアプリを活用する
YouTubeの英語歌や知育アプリは「遊びながら学ぶ」きっかけになります。
ただし使いすぎず、親子で一緒に活用するのがおすすめです。
私が子どもに英語を教えるとき、一番大事にしているのは「楽しい!」と思えること。英語の歌やアニメは、自然に耳に入ってくるので、子どもが遊び感覚で吸収してくれます。 YouTubeはこの点でとても便利です。 無料で使える[…]
私の体験談
私自身、2人の子どもに英語を取り入れていますが、最初はやはり「やだ!」と拒否されることがありました。
例えば、長男に英語の絵本を読もうとしたとき、ページを開いた瞬間に閉じられてしまったことがあります。
そのときは無理に続けず、「じゃあママが読んで楽しむね」と言って自分だけで声に出して読んでいたら、数分後に横から「それ何?」と聞いてきました。
「無理にやらせない」「楽しそうにする」ことが、一番大切だと実感しています。
参考文献
・好きな題材を使う学習は記憶定着が良い
興味や関心と関連づけた学習は効果的であると心理学の研究で示されています(Andreas Krapp. (1999). Interest, motivation and learning: An educational-psychological perspective)
まとめ
子供が英語を嫌がるのは自然なこと。
理由を理解して寄り添い、遊びや日常生活に英語を取り入れることで「嫌い」が「楽しい!」に変わります。
無理に勉強させるのではなく、「親子で一緒に楽しむ」ことが一番の近道です。
今日から、ほんの一言「Good morning!」から始めてみませんか?