小学生になると英語の授業が本格化し、単語を「覚えること」が求められます。
ただし大切なのは、単語の暗記を「苦しい作業」にしないことです。
私自身も子育てをしながら感じたのは、遊びの中で単語に触れるほうが圧倒的に吸収が早いということ。学生時代に留学を経験し、英語を通して世界が広がる楽しさを体験した私だからこそ、子どもたちにも「勉強」ではなく「体験」として単語に出会ってほしいと思っています。
小学生に必要な英語単語の数
学校で求められる単語数
文部科学省の学習指導要領では、小学校卒業までに 600~700語程度 の英単語を学ぶことが示されています。中学に上がるとさらに1,600~1,800語が追加されるため、基礎をしっかり固めることが重要です。
実生活で役立つ単語
教科書に載っている単語だけでなく、家庭や遊びの場面でよく使う単語(例:apple, dog, school, play)を身につけると、日常生活の中で活かしやすくなります。
英語単語を楽しく覚える方法
1. 絵本で覚える
「絵」と「単語」を一緒に認識することで記憶が定着しやすくなります。
有名な Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? や The Very Hungry Caterpillar は、繰り返し表現が多く、小学生でも理解しやすい名作です。
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2. 歌やリズムで覚える
いくつかの研究で、音楽とリズムを伴った言語学習は記憶の定着に効果的ということが示されています。(例:The Impact of Music on Language Learning: A Harmonious Path to Mastery ※出典:ReseachGate)。
学習にはアルファベットソングや英語のチャンツを活用するのがおすすめです。※チャンツ:一定のリズムに英単語や英文を乗せて発音する学習
3. カードやアプリを使う
フラッシュカードや子ども向け英語アプリ(例:Duolingo Kids, Lingokids)は、ゲーム感覚で単語を反復できるため、飽きにくくなります。
4. 日常生活に取り入れる
冷蔵庫に貼るカードや、おもちゃ箱に「TOY」とラベルをつけるなど、環境に英語をちりばめると自然に単語を覚えられます。
親子でできる家庭学習の工夫
習慣化のポイント
1日5分でもよいので「毎日触れる」ことが大切です。
「今日は1単語だけ!」という軽いルールから始めると、無理なく続けられます。
親子の会話に英語を混ぜる
「Good morning!」「Let’s go!」など、簡単なフレーズを親が自然に使うことで、子どもにとって英語は「教科」ではなく「日常」に変わります。
私も息子と朝の準備で「Shoes!」「Bag!」と声をかけるだけで、いつの間にか自分から発音してくれるようになりました。
よくあるつまずきと解決法
単語が覚えられない
「書いて覚える」より「使って覚える」を意識。単語を使ったゲーム(しりとり、神経衰弱)がおすすめです。
飽きてしまう
教材を固定せず、絵本・歌・アプリを組み合わせると新鮮さが保てます。
親が続けられない
完璧を目指さず「週に3回できればOK」と考えると、長続きします。
まとめ:小学生の英語単語学習は「楽しく続ける」ことが最優先
小学生にとって英語単語は、ただの暗記ではなく「世界を広げる入口」です。
大切なのは、毎日少しずつでも楽しく続けること。
絵本・歌・カード・アプリを組み合わせ、親子で無理なく習慣化していきましょう。
そうすれば中学英語のスタートラインにも自信を持って立てるはずです。