小学生は英語を学校で習うとはいえ、家庭でいつから始めるか、何かしたほうが良いのでは?と悩みどころですよね。私も子どもが小学校に上がる前に「早すぎる?まだ?」「どう始めればいい?」と迷いました。結論としては「いつでも良い」のですが年齢によって注意点があります。
今回の記事では、私自身の体験を交えて、英語学習のスタート時期と効果的な進め方についてご紹介します。
目次
小学生から英語を始めるメリット
少しお堅い内容になりますが、小学生から英語を始めること自体に利点があるという主張や研究がいくつかあります。
- Individual Differences in Early Stage English Learners in Japan
小学校での早期英語教育を経験した児童は、英語への興味や意欲が高まり、中学生になってからの学習態度にも良い影響があるとの研究。
※出典:europeanproceedings.com - The impact of early foreign language learning on language proficiency development from middle to high school
外国語の早期開始群が遅く始めた群より良い成果を出した例
※出典:ScienceDirect
一方で、早期学習開始の効果は後になると薄れるので「早いほど良い」という単純な話ではないという研究もあるため、やはり「楽しみながら無理なく学習できる時期」が一番です!
私の経験から年齢別でどのように学習していくのが良いか?をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
年齢別の英語スタートと学習方法
低学年(1~3年生:6~9歳)
この時期は「たくさん聞く・感じる」が主役。
- 絵本・歌・アニメなどを通じて、楽しく“英語耳”を育てましょう。
- 私の体験では、寝る前の英語絵本読み聞かせが、親子の軽い笑いを交えた習慣になり、子もすこぶる積極的に感じました。
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高学年(4~6年生:9~12歳)
言葉に対する理解力が深まる時期です。
- 短い英語日記や一緒に旅行アルバムに英語キャプションをつける習慣が、英語表現力を鍛える良い機会になります。
- 興味のあるテーマ(スポーツや恐竜など)を素材に、英語動画や絵本を使えば、自然に語彙が身につきます。
継続しやすい家庭学習のコツ
1. 「毎日少し」でも続ける習慣づくり
時間よりも頻度が大切。毎日5分でも触れることで、英語が身近になり習慣になります。
2. 子どもの興味を活かす教材選び
恐竜好きなら恐竜英語絵本、サッカー好きなら関連動画など、関心事と英語学習を結びつけると学びが深まります。
3. 親が一緒に楽しむ姿勢
私も子どもと一緒に発音をマネしながら笑って学びました。不完全でも一緒に楽しむことが、子どもの自信と学習意欲につながります。
小学校の制度との相乗効果
- 学校授業との両輪で習得効果が高まるを体感
家で英語に慣れておくと、授業での抵抗感が減り、理解がスムーズです。 - 基礎的なコミュニケーション能力が育成できる
英語にポジティブな体験を持つことは、中学以降の本格学習のモチベーションにもつながります。
まとめ
年齢 | おすすめのスタート方法 |
---|---|
1~3年生 | 絵本・歌・ゲームなどで楽しく英語に慣れる |
4~6年生 | 簡単な読み書き・表現活動で実践力を養う |
全学年共通 | 継続・興味・親子の関わりが大切なキーワード |
- スタート時期は早ければ有利ですが、継続できる環境づくりがもっとも重要です。
- 日本の制度が整いつつある今、家庭での楽しい習慣作りが、小学生英語成功のカギになります。
- まずは「できる範囲」で、親子でちょっと英語に触れる時間を作ってみませんか?