子どもが自然に英語を身につけるには、「楽しさ」が何より大切です。
その中でも「英語の歌」は、音・リズム・感情がそろった最高の教材。
私自身、子どもたちと英語育児をしていて、歌の効果を何度も実感してきました。
忙しいママ・パパでも取り入れやすく、勉強っぽくならないのが魅力です。
この記事では、小学生におすすめの英語の歌と、その効果的な活用法を紹介します。
英語の歌で得られる3つの効果
① リスニング力と発音が自然に伸びる
歌はリズムに合わせてネイティブの発音やイントネーションをまるごと真似できる教材です。
アメリカの研究では、音楽を使った学習が「単語認識力」と「音素意識(phonemic awareness)」を高める効果があるとされています。(Harvard University:Center on the Developing Child)
特に “r” や “th” のような日本語にない音も、歌で繰り返し聞くことで自然に身につきます。
② 英語の語彙がどんどん増える
歌には日常で使う単語やフレーズがたくさん登場します。
たとえば “Head, Shoulders, Knees and Toes” では体の部位、
“Old MacDonald Had a Farm” では動物や鳴き声の英語を覚えられます。
繰り返し歌ううちに、意味を意識しなくても自然に語彙が定着します。
③ 「英語=楽しい」と感じることで継続できる
英語を学ぶうえで一番の敵は「つまらない」と感じること。
歌はリズムと動きで子どもを夢中にさせ、英語へのハードルを下げてくれます。
我が家では毎朝の支度中にBGM代わりに流すだけで、気づいたら口ずさんでいます。
小学生におすすめの英語の歌10選
1. Let It Go(アナと雪の女王)
小学生に圧倒的人気。英語版の歌詞は語彙がシンプルで、感情表現も豊か。
歌いながら英語の表現力を育てるのに最適です。
2. ABC Song
英語学習の定番。フォニックスの導入にも◎。
アルファベットのリズムを体に覚えさせましょう。
3. If You’re Happy and You Know It
体を動かしながら楽しめる定番ソング。動詞(clap, stomp, shout)が自然に身につきます。
4. Head, Shoulders, Knees and Toes
体の部位を遊びながら覚えられる一石二鳥の歌。リズムに合わせて体を動かすと記憶が定着します。
5. BINGO
スペル学習に最適。B-I-N-G-O のように、文字と音を一致させる練習になります。
6. The Wheels on the Bus
バスの動きや音など、生活に身近な表現がたくさん。繰り返し構文が多く、初心者にもぴったり。
7. Old MacDonald Had a Farm
動物の名前や鳴き声が楽しく学べる人気ソング。歌に合わせてカード遊びに発展させるのもおすすめ。
8. Twinkle, Twinkle, Little Star
静かなメロディーで寝る前の英語タイムにぴったり。語彙は少なめでも発音練習に◎。
9. Do-Re-Mi(サウンド・オブ・ミュージック)
英語の音と音楽を同時に学べる名曲。語感・韻の感覚が育ちます。
10. Count on Me(Bruno Mars)
友情や思いやりをテーマにした現代的な歌。高学年におすすめです。
簡単な英語ソングは下記でも紹介しているので、是非参考にしてみてください!
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家庭でできる英語の歌の取り入れ方
① 朝・お風呂・寝る前に流すだけでもOK
無理に「勉強時間」を設けず、生活の中にBGMとして英語を溶け込ませましょう。
Amazon Music や YouTube で「Kids English Songs」などを流すだけで十分です。
② 歌詞を見せて「読む→聴く→歌う」
少し慣れてきたら、英語字幕付きの動画で歌詞を見せましょう。
読んでから聴くことでリーディング力も育ちます。
③ 動作つきの歌で体を使って覚える
「If You’re Happy」や「Head, Shoulders…」のように、体を動かす歌は特に効果的。
リズム・運動・記憶の3つが結びつき、脳の定着率が高まります。
④ ママ・パパも一緒に楽しむ
子どもは「親が楽しんでいるか」を敏感に感じ取ります。
発音が完璧でなくても、笑顔で一緒に歌うことが何よりのサポートになります。
歌を使った英語学習を長続きさせるコツ
● 短時間×毎日がカギ
1日5分でもOK。毎日同じ歌を繰り返すほうが記憶が定着します。
「今週はこの1曲」と決めて、飽きるまで楽しむのがポイント。
● 年齢に合わせて曲を変える
低学年はリズム重視、高学年は歌詞重視の曲を選ぶと◎。
Bruno MarsやDisneyソングなど、大人も楽しめる曲なら親子で自然に続けられます。
● 成長を可視化する
「この歌、前より発音上手になったね!」と褒めると、子どもは英語に自信を持ちます。
録音してみるのもおすすめです。
まとめ:英語の歌は「小学生の英語耳」を育てる最高の教材
英語の歌は、教材というより「楽しい習慣」です。
遊びながら自然に英語の音・語彙・表現に慣れることができます。
おうち英語を始めたばかりの方も、今日から1曲でOK。
まずは親子で一緒に口ずさむことから始めてみてください。
英語の歌で、子どもの未来の世界がもっと広がりますように。
