英語教育が早期化する中、「小学生のうちに英語に慣れておきたい」と考えるご家庭が増えています。
一方で、「塾に通わせるのは大変」「家でどんな教材を使えばいいの？」という悩みも多いですよね。
この記事では、小学生の英語自宅学習におすすめの教材と、親子で楽しく続けるコツを紹介します。
小学生の英語自宅学習の重要性
小学生のうちは、英語を「勉強」ではなく「ことばの感覚」で身につける大切な時期です。
この段階で「英語は楽しい」と感じられるかどうかが、その後の英語力を大きく左右します。
小学生期は「耳」と「まね」が得意
ハーバード大学の研究によると、言語習得には臨界期があり、10歳前後までに始めると発音やリスニング力が定着しやすいとされています。
（参考：Harvard University： Center on the Developing Child）
そのため、音声中心の教材や動画学習は、小学生の英語自宅学習にとても効果的です。
自宅学習は「継続」しやすい
塾通いは送迎や費用の負担が大きいですが、自宅学習ならすきま時間に続けられます。
大切なのは「無理なく」「毎日触れる」こと。英語のシャワーを少しずつ浴びるようにするのがポイントです。
自宅で使いやすい英語教材の選び方
① 音声中心の教材を選ぶ
英語を「聞く」「まねる」経験が多いほど、自然な発音やリズムが身につきます。
CDやアプリで音声が豊富な教材を選びましょう。
例：
- 「ラズキッズ（Raz-Kids）」
ネイティブ音声付き絵本で、読む・聞く・理解する力を同時に伸ばせます。会員登録は無料で、コンテンツによっては有料となります。 - 「英語絵本＋オーディオブック」
親子で絵本を読む時間がリスニング練習にもなります。
② ゲーム感覚で学べる教材を選ぶ
モチベーションを保つには、「楽しい」が何より大切。
英語アプリやクイズ形式の教材は、自然と繰り返し学習できます。
例：
- 「Duolingo Kids」（無料）
ゲーム感覚で英単語を覚えられる人気アプリ。 - 「Studycat（スタディキャット）」
英語初心者でも理解しやすい設計で、カラフルなイラストが魅力。
子供に英語を学ばせたいと思っても、英会話スクールや通信教材は費用がかかりますよね。「いきなり高額な教材はちょっと…」と悩むママパパも多いはず。 そんなときに便利なのが無料で使える英語学習アプリです。スマホやタブレットがあればすぐに始[…]
③ レベルに合った内容を選ぶ
「簡単すぎる」教材よりも、「ちょっと難しいけど頑張ればできる」レベルが最適。
お子さんが成功体験を積みやすく、学ぶ意欲が続きます。
おすすめの英語教材
小学生向けの教材としては、例えば下記のようなものがあります。
① こどもちゃれんじEnglish（ベネッセ）
映像・音・歌・ワークが一体になっており、特に年中～小1向けの導入にぴったり。
「しまじろう」のキャラクターが出てくるので、子どもも自然に英語に親しめます。
② Goomies（グーミーズ）英語DVD
短いアニメ×歌×フレーズで構成されており、集中力が途切れにくい構成。
③ オンライン英会話（Kimini・NativeCamp・QQ Kids）
「聞いて終わり」ではなく、「話す」時間を持つことができるのがオンライン英会話の魅力。
1回25分から始められるので、習慣づけにもおすすめです。幼稚園の子どもでも楽しく続けることができています。
英語自宅学習を楽しく続ける工夫
① 決まった時間に「英語タイム」を作る
たとえば、朝ごはん後に5分間だけ英語の歌を聴く、寝る前に英語絵本を読むなど。
小さな習慣が積み重なると、大きな成果につながります。
② 親も一緒に楽しむ
「一緒に楽しむ」姿勢は、子どものやる気を引き出す最大のサポート。
親が「わからないけど一緒に聞いてみよう」と声をかけるだけでも、英語への抵抗感が減ります。
③ 成長を「見える化」する
シールカレンダーやアプリの連続記録機能で、「今日もできた！」がモチベーションになります。
継続できた日数を親子で共有するのもおすすめです。
おすすめの学習スケジュール例（平日30分）
| 時間帯 | 内容 | 教材例 |
|---|---|---|
| 朝（10分） | 歌やアニメで英語を聞く | Goomies, Super Simple Songs |
| 放課後（10分） | 英単語アプリで遊ぶ | Duolingo Kids, Studycat |
| 夜（10分） | 絵本の読み聞かせ | ラズキッズ, 英語絵本シリーズ |
毎日同じ時間に英語に触れることで、自然に「英語が日常の一部」になります。
まとめ：無理なく続けることが一番の英語力アップ法
小学生の英語自宅学習で大切なのは、
「どの教材を使うか」よりも「どう続けるか」です。
完璧を目指すよりも、「今日も少し英語に触れられたね」とほめ合うことが、
英語を好きになる第一歩になります。
わが家でも、英語は「勉強」ではなく「遊びの延長」。
このスタンスが、子どもの英語力を伸ばす一番の近道だと実感しています。